アスベスト、という言葉に聞き覚えがあると思います。
最近はあまり聞かなくなりましたが、一時期、ニュースなどでは毎日「アスベストが」というような話を聞くことができました。
アスベストは「石綿」とも言われる、天然の資源です。
建築物の材料として、とても便利な要素を備えているため、日本でも広く使われていました。
中国の伝説に言う「燃えない火鼠の衣」というのも、実はこのアスベストで織ったものではないのか、と言われるほど、熱に強いんです。
耐燃性があり、非常に軽く加工が容易なため、資材として本当に便利だったんです。
そのため、「魔法の資材」などとも呼ばれていました。
しかし、そんなアスベストですが、一般的には、おそらく悪いイメージのほうが強いと思われます。
それは、健康被害を引き起こす可能性があることがわかり、実際にその被害がでているからです。
アスベストの健康被害のせいで、多くの人が苦しみ、また命を落とすことにもつながりました。
魔法の資材として、ほとんどすべての建築物に使用されてきた経緯があるため、まったく安全な代物ではなくなってしまったのです。
アスベストは人の命を奪う資材として、かつて「魔法の資材」ともてはやされていたことなど、もはや知る人も少なくなってしまいました。